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2014年6月

2014年6月26日 (木)

コリンキー、三角形のひみつはね(←古)

近所のとくしまマルシェで、コリンキーという生で食べられるカボチャを入手。
マリネ、冷製スープ、炒めものにしました。
味は、キュウリに近い印象。
彩りと食感がよいので、薄切りにしてマリネがおすすめです。

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色はともかく、正直なところスープの味は
(…青汁未満キュウリ以上…)
でした。

炒めものは、
「熟成ベーコンウマー!! 豆苗もウマー! え、コリンキー? いたの?」
ってぐらい存在感薄。

やはり、マリネがおすすめです。

2014年6月 9日 (月)

本当はひどかった星座の由来

 12星座の由来がギリシャ神話である、というのは有名な話でしょう。プラネタリウムでも、星空の美しい映像が流れ、これは巨人オリオン、これは弓を射るケンタウロス……と解説されます。
 しかし、そうした(とりわけ子供向けの)説明の多くは、きれいで無難な形にまとめられたもの。星座の由来であるギリシャ神話を詳しく読むと、驚きを覚えるに違いありません。「こんな理由で星座になったんかい!」と言いたくなるような、ろくでもないものばかりなのですから。

 例えば、「さそり座」。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』では、殺生を繰り返していたサソリが、今際のきわに懺悔し、自己犠牲の精神に目覚めたところを神に救済され、夜空で永遠に赤く燃える炎となる――という、美しい逸話がありますね。あれは、賢治の創作です。子供の頃読んだ、あのイメージを抱いていると、ギリシャ神話のひどさに仰天してしまいます。
 海神ポセイドンの息子オリオンは、狩りの達人。「俺は世界一の狩人さ!」と思い上がっています。それを聞いた、プライドの高い狩りの女神アルテミスはブチ切れて、オリオンを殺すことにします(沸点低すぎ……)。女神に遣わされたサソリは、猛毒のある尾でオリオンのかかとを刺し、彼を死に至らしめます。サソリはその功績により、天高く「さそり座」となりましたとさ。
 宮沢賢治って、本当にイマジネーション豊かな詩人だと思うんですよ。一体どうしたら、この酷すぎる神話から、あんな美しく尊いサソリの話が書けるんでしょうか? ちなみに賢治はオリオンも好きで、彼の作詞した歌や詩の中に登場します。

 この種の、「誰それを殺害した(or苦しめた)功績によって、星座にしてもらえた」式の由来が、実は一番多いのです。ゼウスの正妻ヘラが、夫と人間の女との間に生まれたヘラクレスを殺そうと、動物たちをけしかけたのが、「かに座」「しし座」の由来です。獅子はともかく、蟹は海辺の小さな可愛い生き物ではなく、カニ型の巨大な化け物(ヒュドラ)ですからね。

 それに次いでろくでもないのが、略奪系のエピソードでしょうか。
 「おうし座」はエウロペの物語。フェニキアの王女エウロペを誘惑しようと、ゼウスが白い牡牛に化ける。「まあ、綺麗な牛さん……」と彼女がまたがった瞬間に疾走、そのままクレタ島に誘拐。このエウロペの名が「ヨーロッパ」の由来なんですけど、ヨーロッパ人は嫌じゃないのでしょうかね?

 ゼウスは女好きでしたが、美少年も好きでした。トロイアの王子ガニュメデスが美少年だったので、大鷲に化けてさらっていってしまいました。で、自分のお小姓さんにして、お酌とかさせます。息子がいなくなり両親は嘆き悲しみますが、それを伝え聞いたゼウスは、「大丈夫、天界でちゃんと元気にしてるから。ほら、こんな風に!」と、水甕から酒を注ぐ少年の姿を夜の星座「みずがめ座」にし、父母の悲しみを癒したのでした。って、全然癒されないだろ……。

 あと、「てんびん座」が、正義の女神アストライアの持つシンボルだというのは、比較的有名かと思いますが、それは、どんどん堕落していく人間に愛想を尽かした女神が、置き去りにしていった天秤だということは、あまり知られていないような気がします。むしろ、できれば広めたくないという空気を感じます。

 ちょっと切ないものでは、不死の種族が苦しみから逃れるために死を願い、不憫に思ったゼウスによって星座にされる、という話もあります。「ふたご座」(カストルポリュデウケス)や「いて座」(ケンタウロスの賢者ケイロン)がそれです。ここだけ聞くと、泣ける話のように思えますが、死を願うまでの苦しみに至った経緯が野蛮なので、あまり同情の余地はありません。

うお座」と「やぎ座」は同じエピソードが由来です。
 ある日、ナイル川のほとりで神々が宴を開いていると、テュポンという怪物が現れました。神々はいろんな姿に変身して逃げるのですが、美の女神アフロディテ(ヴィーナス)と子供のエロス(キューピッド)は、魚に変身して川を泳ぎます。二人ははぐれないよう、体をリボンで結び、その母子の仲睦まじい姿が「うお座」となりました。おおっ、初めてのいい話!
 一方、森の牧神パーンは、魚に変身するつもりが慌てていたため、上半身がヤギ、下半身が魚という変な姿になってしまいました。それが可笑しかったので、ゼウスが面白がって天に上げ、「やぎ座」にしましたとさ。……なんと言いますか、これのせいで、折角の「うお座」のいい話までブチ壊しになってしまうと感じるのは、私だけでしょうか?

 残りの、「おひつじ座」と「おとめ座」のエピソードは、まあ、まともな話です。しかし、今ひとつ印象に残らない逸話であることも確か。やはり、後世の人々に長く語り伝えられるためには、少々ろくでもない話であるくらいが、ちょうどいいのかもしれません。

2014年6月 8日 (日)

僕の愛を受け入れるならこのうどんを食べてくれ

近所に「とくしまマルシェ」東京店がオープンするそう(6/18~)。徳島産の野菜や果物、加工食品など。
http://tokushima-marche.jp/home/
今夏、我が家の昼ごはんが、うどん尽くしになりそうな近未来が見えた…

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人生のある時期まで「たかがうどん」と思っていたのですが、大学時代、受験と同じくらいうどんに命を掛けている讃岐出身の浪人生を知り、私のうどん観が変わりました。

某有名予備校へ通うため、上京中だったその浪人生は、「ここのうどんは美味しくない! 全然ダメ」と言って、讃岐の実家からうどんを大量に送ってもらっていました。
で、それを、予備校の子たちに配るんです。
最初は皆迷惑そうでしたが、そのうち「ホントだ、味が違う……」と開眼するようになり……

ついにその讃岐っ子、好きになった予備校の女子に「君が好きです! これ、どうぞ」と、特製うどん一箱贈って告白。
……って、どっかの昔話か児童文学かよ! と言いたくなるくらい、純朴な少年でした。
さて、気になる彼女の反応ですが……

(恋のライバルがいたり、模試があってゴタゴタしたりの途中経過は省くと)
その二人は、おいしいうどんを一緒に食べる仲になりました。
この話から、結論として強引に言えることは、意中の相手には、自分が最高においしいと思う地元名物を贈ればいいんじゃないかな、ってことです。
※結果には責任を負いません

2014年6月 7日 (土)

リスと古代ギリシャ美青年

ボヘミアンズ・ギルドで美術図録を買ったら、こんなカードが入っていた。
つぶらな瞳で読書中のリスなんて、反則技だと思います。

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しかも買った図録の表紙が、古代ギリシャの筋骨隆々な裸体像なので、余計リスとのギャップが……

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ギリシャで最も美しい島・サントリーニ島。
ここから出土した古代壁画は、大らかでのびのびしていて素晴らしい。
それにしても、この少年たちの髪形(失敗しちゃった弁髪みたいな…)は、どう見ても変だ。

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この漁師さんの髪型も、やっぱり変。

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2014年6月 1日 (日)

からくり人形師アウグスト・エッシェンブルク

スティーヴン・ミルハウザーの「アウグスト・エッシェンブルク」、素晴らしい短編だから読んでね♪ と編集さんから言われたので、『イン・ザ・ペニー・アーケード』(柴田元幸訳)を入手してきた。
からくり人形を作る天才職人の話です。

"すなわち、偉大なもの、高貴なもの、美しいもの、独創的なものを目にするたびに、それを凡庸なレベルに引きずり下ろしたい、何が何でも矮小化したいと本能的に願わずにはいられない精神、それを指して下人(ウンターメンシュ)というのである。"

"その時だ、僕が理解したのは。芸術は畢竟、熱い陰部に置かれた一人の女の冷たい手にすぎぬ、と。しかも時には、何ともぞんざいな置かれ方をする。彼女は僕に美を語り、魂を語った。(略)僕らの逢引きはどんどん非芸術的になっていった。そしてとうとうある日――"

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