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2014年5月

2014年5月27日 (火)

脳波実験@理研

近所の病院が、近未来SFっぽくてかっこいい。
ロボットのドクターにピコピコ診察されそうな雰囲気。

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ところで、現在STAP細胞の件で世間を騒がせている理研ですが、わたし学生時代に二度ほど行ったことがあるんです、和光市の研究所に。
いわゆる科学実験の被験者バイト、ってやつで。(もちろん、小保方さんとは無関係ですよ!)

「広告を目にした時の脳の反応を調べる」ための実験で、脳波データ取るためにMRIにかけられました。
狭い円筒型のカプセルに入り、横たわって、真っ暗な中でモニターに次々と表示される画像を見るんです。
ただひたすら、それだけ。
そうやって見てる間に、被験者の脳のどの部分が反応してるのか、等を調べるそうです。

実験が終了した後、記念にということで、なぜか脳内スキャン結果を研究員さんがプリントしてくれました。
ということで、これが私の脳の中身です! じゃーーん!!
(※別にグロくないですが、医療系画像は苦手という方もいるかもしれませんので、一応注意を喚起しておきます)



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……ええと、「じゃーん」とか言った割には、だから何なんだっていう画像ですよね。
正直言ってこれを研究員さんから手渡されたとき、自分でも反応に困りました。

研究員さん「どうです、これが坂本さんの脳ですよ!」(←目がキラキラ輝いてる)
私「はあ……」
研「こんなの初めて見たでしょう?」
私「まあ、そうですね……。生物の教科書とかに載ってるのと基本変わらないっていうか、個体差ない感じですかね……」
研「そんなことないですよ」
私「ええっ、どこか異常でも?!」
研「いやいや、そういう意味じゃなくて。結構きれいな形してるんですよ、この脳……」

いかにも理系(でちょっとギーク)って感じの研究員さんだったんですけど、うっとりしながら脳画像の表面を指先でツーッ……と撫でるのは、薄暗く青白い実験室の雰囲気も相まって、下手なホラーよりも怖かったです。

もし映画だったら、完全に何かのフラグですよね、これ。

2014年5月25日 (日)

昭和レトログッズ

夫が時々入手してくる、昭和レトロ商品。

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LIONのタバコ用粉歯みがき。
1960年代からずーっと同じパッケージ・デザインらしい。
洗面所に置くと、そこだけ昭和な薫りがします。

2014年5月14日 (水)

Delta社の万年筆、マリーナ・グランデ

イタリアDelta社の万年筆、Capriコレクション Marina Grande を入手しました。
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これまでは、某女性ファッション誌の付録についていた万年筆で「とりあえず」間に合わせていたのですが(しかもその雑誌は、表紙の美人モデル目当てで夫が衝動買いしてきたもので、「付録はいらないから君にあげる」とお下がりで貰ったという、かなりトホホな由来)、やはりちゃんとしたものが欲しいと思い、誕生日プレゼントにリクエストしました。

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……というわけで、これが送られてきた外箱です。
噂には聞いていましたが、箱が大きい!
綺麗なデザインで、色合いも美しいのですけど、とにかくやたら大きい。
イメージとしては、デパ地下などで売られている、「洋菓子詰め合わせ 10,800円(税込)」的な箱の大きさです。
「私が頼んだの、万年筆だったよね……。Capriって名前のお菓子じゃないよね……?」と、いささか不安な気持ちにさせられます。

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蓋を開けると、中はこうなっています。さらに箱が2つ。
この時点ではまだ、万年筆が入ってる感はゼロです。
むしろ、「銘菓Capri~ナポリ湾 真珠の口どけ~」の方がしっくり来る感じ。

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上半分を占めている青い綺麗な箱ですが、実は空箱です。
なんとまあ、贅沢な使い方……。
上部にドッキングしている、白く細長い棒状の箱には、インク・カートリッジが入っています。

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下の、白いプラスチック製の箱を開けてみると。
リボン(砂時計?)型にくり抜かれた内箱の中に、万年筆が収納されていました。

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う、美しい……(溜め息)。
これがカプリ島の、紺碧の空と海ですか……。
まるで、美術工芸品のような佇まいです。

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ペン先はF(細)を選びました。
海外基準の「細」なので、日本製品でいう「普通」に相当します。
なめらかで、素晴らしい書き心地です。

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改めて並べてみると、たった一本のペンを送るのに、こんな大きな箱に収納していたんですね。
空間の壮大な無駄遣い……。

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ところで、「マリーナ・グランデ(=大)」というからには、「マリーナ・ピッコラ(小)」という、ペア商品もあります。
小ぶりで水色なのが、ピッコラ。
コンセプトとして、カプリ・コレクションは、島を訪れる永遠の恋人たちに捧げるシリーズなので、本来はグランデ=彼用、ピッコラ=彼女用、という位置づけです。

しかし。私は手が大きいので、ピッコラはサイズが合わず、グランデの方を選びました(苦笑)。


購入したお店は、PEN’S ALEEY TAKEUCHI (ペンズアレイ タケウチ)です。
私の出身地、愛知県岡崎市にある文具店なのですが、地元のお店を応援したいと思い、こちらで購入しました。
(試し書きなどは、東京のデパートで確認しましたが)

元は竹内文具店という、私も子供の頃よく通った文房具屋さんだったのですが、今年の3月、リニューアル・オープンしたそうです。
http://www.takeuchi-os.co.jp/
http://okazaki.keizai.biz/headline/1105/

移転先のお隣が、岡崎信用金庫資料館という、大正6年からある歴史的建造物だということで、景観にも配慮した建築デザインになっているとのこと。
まだ、直接来店したわけではありませんが(購入手続きは、実家にいる弟にやってもらいました ; )、ぜひ一度訪れてみたいですね。

2014年5月 6日 (火)

非文の不思議

今日は必要があって、非文(ひぶん)の文例探しをしていました。
非文とは、文法が誤っており、正しい文章として成立しない文のこと。
例えば、「*昔むかしあるところに、おじいさんはいました」などです。
(↑このように、非文の先頭には*を付ける)

非文ばかりを眺めていると、何だか妙な気分になります。
結構シュールで、頭がくらくらしてくるんですよね。
庵功雄『新しい日本語学入門』から、いい具合に壊れた非文をいくつか引用してみます。

*「私は1967年に生まれなかった」
う~ん……シュール。

*「うっかりコップを割れ」
無茶言わんで下さい。

*「太郎はキャベツを食事する」
この場合、太郎がウサギにしか思えないのは、私だけでしょうか。

*「まもなく窓の外に変な男がいる」
窓の内側にも、変な人がいる気がしますが……。

*「太郎がワイルズによってフェルマーの定理を証明された」
ワイルズやフェルマーはともかく、太郎には「お前は結局何をしたんだ?」と問い詰めたい。

*「彼は頭がいい可能性があるが、性格はよくない」
……これ、非文じゃないよね? こういう奴、実際にいるよね?

*「月末になったら給料が入るのに借金を返そう」
こういう、金にだらしのないダメ人間も、実際いると思うんだ。「のに」の使い方で、こいつのクズっぷりを確信した。

*「お金がなくなるといつでもうちに来なさい」
さっきのダメ人間を甘やかしてる、親の台詞か?

*「告(こく)ったが、告れなかった」
あるある! 「本当に分からないの? 君を愛している人が、いま、こんなに君のすぐ傍にいるのに……!」って叫びながら、全速力で逃げるとかな。

*「まもなくここは静かな町だ」
なんだか、全てが終わってしまうような、物哀しい予感がします……。詩的です。

というわけで、ナイスな非文の紹介は以上です。
非文って、意識して作ろうとするのは難しいと思います。
幼い子どもの発話なんかで、ポロッと出てくるものなんじゃないかな。

2014年5月 5日 (月)

[本] 妙木忍『秘宝館という文化装置』

 

「秘宝館」とは、等身大のセクシー人形など、性にまつわる品々を展示した、「性の博物館」である。1970年代頃から温泉地を中心に設立され、最盛期には全国約20館にまで拡大した。だが近年、多くの秘宝館が相次いで休館に追い込まれ、現在残っているのは3館のみ。

本書は、いま急速に消えゆく秘宝館の歴史を記述し、「複製身体の観光化」という視点から読み解こうとするものだ。
著者は、ジェンダー研究を専門とする、社会学者の妙木忍さん。2005年から秘宝館のフィールドワークを始めており、本書は約9年間の調査研究、学会発表、学術論文、講演などを集大成したものである(本書p.202)。

要するに、とても真面目な研究書なのです。セクシーな表紙につられて衝動買いしたり、単なる下心だけで本書を手に取ると、確実に失望するでしょう。日本のエロティック・ミュージアムについて、ちゃんとした知見を得たい、という人にはおすすめです。

さて、本章は全5章から成り立っている。その中でも、日本初の秘宝館である、「元祖国際伊勢秘宝館」(1972-2007)の成立について述べた、第2章「秘宝館の誕生」が、私にとっては最も興味深い章だった。

その理由は二つあって、まず一つはごく個人的な事情。現在自分は、大正期の宝石職人の物語を書いており、御木本幸吉の真珠養殖についても調べているのだが、伊勢秘宝館の創設者である松野正人(1929-1989)という実業家は、御木本やジュエリーとも関係を持っていたらしい。これは、興味を引かれる。

正人の父の勢太郎は、鳥羽で漁師をしながら真珠の仕事もしていた。御木本の真珠養殖業の世界的な成功を目の当たりにして、自分も貝細工を作り、鳥羽の港で外国船の船員たちに、ブローチやボタンを売っていた。
息子の正人は、長じて事業家となり、貝の彫り物などを手掛ける「松野工芸」を設立。そのほか、流行や世相に敏感に飛びつき、様々な事業(ストッキング製造やトタンの仕入れなど)にも手を出すが、いずれもうまく行かなかったようだ。(pp.47-48)

この辺りのエピソードは、御木本幸吉の若い頃の逸話と通じるものがあって、なかなか面白い。御木本も真珠で名を成すまでは、いろいろな事業に手を出し、そこそこの成果を上げたり、大儲けを目論んだ挙句失敗したりして、やや山師めいたところがあるのだ。

松野正人の事業が好転した転機は、指輪のキャストの開発である。指輪の台や爪が手作りだった時代に、キャスト(型)に金属を流し込む方法を開発して、大量生産を可能にした。社名を「松野工芸」から「松野パール」に変更し、真珠やジュエリーの卸売、直売を始めて成功を収めたようである。
その後、真珠(フジヤマ・パール)をニューヨーク万博(1964)に出品するため渡米。アメリカのドライブインやモーテルを見て、「日本もこれからは車社会になる」と考え、帰国後、伊勢の県道沿いに「ドライブイン・パールクイン」を開設した。伊勢神宮に向かう団体観光バス客が主なターゲットで、レストラン、宿泊施設、遊技場、真珠直売所などがあった。
この遊技場の空きスペースに、松野正人の個人コレクション(海外旅行で集めてきた、エロティックな人形など)を展示したのが、1972年、元祖国際伊勢秘宝館の始まりなのだという。(pp.49-50)

なお、遊技場というのは、1971年に作られたボウリング場のことで、第一次ボウリング・ブームが下降線をたどり、空きスペースが増えるにつれ、性愛コレクションの展示場所を拡大していったらしい。この時代、ブームに乗ってボウリング場を建設したものの、廃れてしまった後には巨大な施設だけが残り……という話はよく聞く。いかにも世相の産物だ。

さて、もう一つ、本章で私が大変気に入った箇所がある。
伊勢秘宝館には、いかがわしいエロティック人形だけでなく、妊娠の仕組みや性病などを説明するための、医学用模型も多数置かれていた。面白いのは、そうした医学用人体模型も、エロティック人形も、「京都科学標本株式会社」という同じ企業が製作していた、という点だ。
そのことを示す資料に遭遇した著者が、衝撃を受ける場面。要約では味気ないので、少々長くなるが引用しよう。

さらに、近畿観光開発の経理台帳記録を見てみよう。「S.M. 水車」「S.M. オリの中の女」「保健衛生」「飲酒運転」「人形二体」と書かれている。金額は順に、四百四十万円、二百三十万円、八十五万二千円、五十万円、三十万円と記載されている。この経理台帳記録は、解剖模型と性的な等身大人形が同時に納入されたこと、また、医学展示の技術が性的な等身大人形の製作に援用されたことを示しているようだ。
 筆者はこの記録を見て大変驚き、調査を打ち切って寝込んでしまった。筆者のなかには、医学の模型は医学の専門会社が、性的な等身大人形は別の会社が作っているのだろうという思い込みがあったのだ。(pp.69-71)

寝込んでしまった著者には申し訳ないが、私はこの箇所を読んで、ゲラゲラ笑い転げてしまった。著者の妙木さんが、頭を抱えてくらくらしている姿を想像すると、どうも可笑しくて仕方がない。それにしても、わざわざこんなことを著書に書くなんて、正直すぎるというか、チャーミングな方なのだと思う。

というのは冗談半分として、私も別分野で似たような現象に出くわし、やはりショックを受けた経験があったため、これには大いに共感するところがあった。
私の場合は、日本のマネキン人形の歴史について調べる必要があったとき、それこそ「マネキンなんてキッチュな実用品は、芸術とは何の関係もないだろう」という思い込みが先立っていた。ところが、いざ調べてみると、例えば大手マネキン会社の「七彩」の創始者、向井良吉は戦後日本を代表する彫刻家であり、初期には宮本三郎、猪熊弦一郎、田村孝之助といった洋画家たちも、デザイン企画に関わっていたことが分かり、驚くと同時に不明を恥じた(※寝込んではいませんが)。

本書では、朝倉無声や木下直之の見世物研究、荒俣宏や田中聡の衛生博覧会研究など、先行研究を検討しながら、生人形(いきにんぎょう)/性的な等身大人形/医学用人体模型、これらの連続性について論じられている。

このほか他章では、秘宝館と温泉観光地との関わり、ヨーロッパのミュージアムとの比較考察などもなされており、興味深い論考に満ちた一冊。

[補足]

なお、元祖伊勢国際秘宝館については、以下のサイトから、詳細な写真レポートを見ることができます。
2009年3月末、伊勢秘宝館の閉館時に撮影された写真、とのこと。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~punch-ht/chinsp/c021001.html

(※廃墟ファンの男性が、廃墟や謎スポットについて紹介しているサイト。本書の著者である妙木さんとは、無関係です)

2014年5月 3日 (土)

薔薇園のランチ

ゴールデンウイークも後半に突入しました。
今日はとてもいいお天気だったので、ピクニックのお弁当にぴったりの、「薔薇園のランチ」を作ってみました。
写真やレシピなどをご紹介します。

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このランチは、いろいろな食材を使って、バラの花や葉っぱに見立ててみよう、というものです。
今回は、生ハム・スモークサーモン・マッシュポテトで、バラの花を作ってみました。

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材料 (2~4人分)
・ 生ハム 1パック
・ スモークサーモン 1パック
・ じゃがいも 1~2個
・ 生クリーム 少々
・ ルッコラ、エンダイブ、バジルなどのベビーリーフ 1パック
・ グリーンオリーブ 適量
・ ケッパー 少々
・ ピンクペッパー 少々

作り方
1.
生ハムをぐるぐる巻きにして、赤いバラを作ります。
最初に、小さくちぎった切れを固く巻いて、芯にすると巻きやすいでしょう。
目安として、生ハム1~2切れで1個のバラになります。
あまりキッチリやるよりも、ところどころ乱れていた方が、自然なバラに見えます。
巻き終えたら、爪楊枝などを使って全体の花弁を広げ、形を整えましょう。
2.
スモークサーモンで、ピンクのバラを作ります。やり方は1と同じです。
3.
マッシュポテトで、白いバラを作ります。
じゃがいもを茹で、軽く塩などで味付けをし、裏ごしします。
少量の生クリームを加えると、なめらかになります。
小さなココットに、マッシュポテトを絞り器で絞り出し、バラの花の形になるよう盛り付けます。
4.
クッキング・シートを敷いたバスケット(またはお皿)の上に、ベビーリーフを敷き詰めます。
その上に、1~3で作ったバラを配置し、グリーンオリーブを置きます。
最後に、ケッパーとピンクペッパーの実を全体に散らせて、できあがり。

工夫・アレンジなど
まず、写真のマッシュポテトだと、あまりバラの花びらっぽく見えないかと思いますが、私の技術では、この程度が限界でございます……。

また、生ハムと同様のやり方で、薄くスライスしたチーズなどでも作れるでしょう。

それから、トマトに包丁で切れ込みを入れて、バラを作ることもできます。
(中華料理の前菜に出てくる、例のあれ)
私にはなおさら、そんな高度な技術はありませんが、腕に自信のある方はトライしてみてはいかがでしょうか。

写真
完成した薔薇園ランチを持って、近所の公園へ散歩に行きました。
パンや果物なども一緒に。

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さて、実はこのランチ、私の書いた猫小説の中に出てきます。

昨日お会いした人に、
「坂本さんの小説って、食べ物がおいしそうですよね~」
と言われたのですが、そう言われてみると、

(おまえら猫のくせに、人間よりうまそうなものくいやがって!)

と無性に腹が立ってきたので、ムシャクシャして作りました(笑)。

それでは、よい連休をお過ごし下さい。

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